早稲田ビジネススクール(WBS)の第一次選考は3つの資料をもとに合否を判定されます。
・筆記論文「小論文①」・・・1時間30分
・筆記論文「小論文②」・・・2時間
・書類審査(出願書類)
設問Ⅰが600字、設問Ⅱが200字、設問Ⅲが400字で、合計すると約1200字です。これを1時間30分(90分)で論文を作成することになります。 実際にやってみます。
「問題」
WBS入試小論文①過去問
以下の文章を読んで、2ページから4ページまでの図を参考にしながら、設問Ⅰ,ⅡおよびⅢに解答してください。
文章は省略します。気になる人はリンク先の文章をご参照下さい。
設問Ⅰ
前述の文章と図表をもとに、この島で起きていることをわかりやすく600字程度で説明してください。ただし事実としてはっきり言えることと、推測などを含んだことをはっきり分けて説明してください。
設問Ⅱ
設問Ⅰで議論したことをもとに、漁を将来も維持するためには何が必要なのか(何が足りないのか、いけないのかなど)について200字程度で説明してください。
設問Ⅲ
設問Ⅱの解答をふまえて、この島の漁師の制度をどのように変更すればよいと考えますか。考えられる案を出して、それぞれを評価してください。その上で何をすべきか提案してください。(400字程度)
以下の文章を読んで、2ページから4ページまでの図を参考にしながら、設問Ⅰ,ⅡおよびⅢに解答してください。
文章は省略します。気になる人はリンク先の文章をご参照下さい。
設問Ⅰ
前述の文章と図表をもとに、この島で起きていることをわかりやすく600字程度で説明してください。ただし事実としてはっきり言えることと、推測などを含んだことをはっきり分けて説明してください。
設問Ⅱ
設問Ⅰで議論したことをもとに、漁を将来も維持するためには何が必要なのか(何が足りないのか、いけないのかなど)について200字程度で説明してください。
設問Ⅲ
設問Ⅱの解答をふまえて、この島の漁師の制度をどのように変更すればよいと考えますか。考えられる案を出して、それぞれを評価してください。その上で何をすべきか提案してください。(400字程度)
以下、私の解答です。これが合格水準にあるのかどうなのかもわかりませんが、とりあえず書いたものを公開します。
設問Ⅰ
船主が機械化を進めることで効率化が進んでいる。
グラフから読み取れる事実として、機械化によって「必要体力/船」は2000年から2020年予測までの20年間で33%上昇し、「持ち場数/船」も同期間で50%増に改善する見通しである。一方で「必要経験/船」で大きな改善は見込めない。
次に漁師の数が減少している。
グラフから読み取れる事実として、2000年から2020年予測までの20年間で漁師数は半減以下になる見通しである。特に体力のある20~30代は2000年の35人から2020年の2人へ90%以上の減少が見込まれている。この結果、島全体の体力指数は同20年の期間で60%以上減少する。 20~30代の漁師数が少なくなっているのは、「生活費>収入」となるため他の職業を選んでいるものと推測できる。
一方で60代以上の漁師の数は増加する見込みである。
2000年は5人であったが、2020年には16人と3倍以上にまで増える見込みである。このため、漁師数は20年で半減以下になる一方で、島全体の経験指数は同期間で上昇することになる。これは機械化により一船あたりの必要となる体力が減少したため体力の劣る60代でも働きやすくなったこと、その一方で経験はこれまでと変わらず重要な要素として残っていることがあると推察する。また、60代の給与が最も高いことにより、この年代が働く上で強いインセンティブになっていると推測する。
設問Ⅱ
若い世代の漁師(とくに20~30代)離れに歯止めをかける必要がある。
20~30代は「生活費>給与」となっており、漁師だけでは生活できない状況にあるため、漁師以外の職業を選択するようになっている。
この世代が漁師として生活するためのプラスとなる給与体系を見直し、島を去った若者を含めて漁師の担い手を増やすことが必要である。ただし、平均給与を単純にあげるためにはコストの問題があるため、全世代の給与体系の見直しならびに漁による売上増を目指す必要がある。
設問Ⅲ
漁師制度の2つの改革案がある。
1.20~30代の給与を増やし、50代以上の世代については給与の額や上昇率を低減させる。
これについては20~30代の給与増は島の漁継続にむけて再優先事項である。 一方で平均コスト増を抑制するため50代以上は給与の額や上昇率を低減させる必要があるが、同年代のモチベーション低下が起こる可能性があるので慎重な対応が必要である。
2.体力のある20~30世代と経験のある60代以上を中心にペアを組み、できる限り必要最低限の体力と経験の船で漁をすることによって、売上増を目指す。
これについては最適化を図ることで売上を最大化することを目指す。ただし、この検討を誰がするかというのが問題となりうる。船主が中心となって漁師全体の取りまとめをする。
以上の改革案をもとに、船主・漁師を巻き込んでの検討ならびに合意形成を実施する。全員が自分の生活と島の将来の両方を天秤にかけた上で落としどころを図る。検討の議長は信任の厚い船主が担うことで円滑に議論を推進することをねらう。
タイプ書きで90分丸々つかってしまいました。 これが本番だったら書ききれずにTHE ENDですね。
思ったより内容把握と考えの整理に時間がかかってしまいました。 グラフを見ていろいろなことが言えるなぁと計算などをして、いろんな数値を出していましたが、全然使いませんでした。 文字数やら時間などを考えると、多角的な分析は重要ではあるのですが、やるべきことを絞って進めた方がよかったなと反省しました。
設問Ⅰまででだいぶ時間がかかったので、残り二問は何かしらの文字を打ち込むだけで精一杯でした。 おそらく実際の受験者も相当苦戦したんじゃないかと思います。問①が同じ形式で出るのであれば過去問やった人とそうでない人の差は大きいと思います。今回は冬募集の問題を解きましたが、秋募集のも絶対やるべきだと実感です。
それにしても自己評価としてはボロボロで、ちょっとショックです。
応援よろしくお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿